冷静と情熱のあいだ

10年ぶりくらいに辻仁成の「冷静と情熱のあいだ」を読み返してるので、

ずっとフィレンツェのことばかり考えている。

高校1年のときに金曜ロードショーか何かで放送していた

映画版「冷静と情熱のあいだ」を見て、フィレンツェの美しさに感動し、

それからすっかりフィレンツェの虜になった。

雑誌や旅行会社のパンフレットなんかでフィレンツェの写真を見つけると切り抜き、

缶ペンケースの内側にはドゥオモの写真を貼り、

一時期あだ名が「世界遺産」になったり。

高校生のときから、かなりこじらせてたわけですが、

あのときのフィレンツェに対する情熱はすごかったな、と我ながら感心する。

大学1年のときに初めてフィレンツェを訪れ、

まだ朝早く紫がかった空の中にドゥオモのクーポラを見たときの感動は、

たぶん死ぬまで忘れないし、今後あのような感動を覚えることは二度とないと思う。

それに、高校1年のあのとき、たまたまあの映画を見なかったら、

人生変わっていたかもしれない、と思ったりもする。

フィレンツェという街のことはいずれ知ったにせよ、

あの高校1年のときの感受性がなければ、

フィレンツェの美しさにあんなにも感動しなかっただろうし、

わざわざフィレンツェに行くこともなかったかもしれない。

フィレンツェに行くことがなければ、

イタリアをはじめとしたヨーロッパの国々に興味を持つこともなければ、

同じくヨーロッパ好きの妻と出会うこともなかったかもしれない。

1本の映画が人生に及ぼす影響はすごい。

そういえば、大学1年のイタリア旅行中、

ミラノで出会った新婚旅行中の高橋さんご夫婦も、

二人ともこの映画が好きで、出会ったときから意気投合したし、

新婚旅行先はイタリア以外あり得なかったと言っていた。

ミラノ中央駅で「冷静と情熱とあいだ」ごっごしてきたという

写真を見せてもらったときはめちゃくちゃ笑ってしまった。

ミラノの次に、いよいよフィレンツェに行くと言っていたけど、

二人がフィレンツェでどんな時間を過ごしたのか知りたいな。

連絡先を聞いておけば…とものすごく後悔してる。

2006年の旅からずいぶん年月が過ぎたけど、

大阪の京橋に住んでると言っていたからどこかですれ違っているかもしれないな。

 




2019-02-24 | Posted in 01.日常No Comments » 

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