夜の底が白くなった。

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息子が寝た隙に、チャーリー・パーカーを聴きながら、ワインをぐびぐび飲んで、

「あー憂鬱だー」と言いながら過ごす連休最終日の夜。

あっという間の一週間だったなー。

鹿児島に行けたし、踊る大捜査線の映画も2、3、THE FINALと3つも観れた。

昨日はお義父さんの誕生会で義妹夫婦にも会えたし、

今日はムラタさんのおうちにお邪魔して、ちびっ子たちと遊ぶこともできた。

なかなか良い休暇だったなー。

明日からまた仕事頑張ろう。

 

ゆっくりゆっくりちびちび読んでいた川端康成の『雪国』もようやく読み終えた。

たぶん読むのは4,5回目。

いままでイマイチ良さが分からなくて、今回はゆっくり丁寧に読んだ。

はっきりしたストーリーがなかったり、登場人物の感情表現が曖昧で、

これまでイマイチ理解できなかったけど、今回もやっぱりよく分からなかった。

いままでよりはちょっとは分かったかなって気もするけどね。

でも、丁寧に読んでいると、いたるところで文章の美しさにハッとした。

まず有名な冒頭、

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」の後の一文、

「夜の底が白くなった。」がめっちゃ好き。

こんなに美しい表現なかなかないよね。

『伊豆の踊子』冒頭の、

「雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た。」

くらい好き。

クライマックスの火事と天の河の描写も良い。

最後の、

「さあと音を立てて天の河が島村のなかへ流れ落ちるようであった。」

というのも、はっきりは書いてないけど、すべて終わった感があった好きだな。

ストーリーは難解だけど、川端康成の日本語の巧さを味わうのも、

『雪国』の楽しみ方のひとつかなーなんて思います。

 

 

2016-11-20 | Posted in 01.日常No Comments » 

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